2025年4月より早期適用期間が介している新リース会計基準に対応するためには、実務対応のポイントを正しく理解し、早期に準備することが求められます。
新リース会計基準の強制適用は、2027年4月1日以後開始する連結会計年度及び事業年度の期首から開始しますが、新会計基準は過去の期間のすべてに遡及適用することとされているため、新リース会計基準適用への新たな対応だけでなく、適用開始前から適用開始時期までにこれまでの契約の見直しなどの遡及適用への準備も不可欠です。
本稿では、法務・総務部門および経理・財務部門の管理職向けに、新リース会計基準の概要、その影響と実務対応のポイントを実務的な観点で解説していますので、ぜひご一読ください。
目次
- 新リース会計基準の概要
- 1.1 新リース会計基準の適用対象と適用時期
- 1.2 背景と目的
- 1.3 従来の会計基準と新リース会計基準の主な変更点
- 1.4 新リース会計基準公表による財務指標への影響
- 各部に求められる対応と部門間連携の重要性
- 2.1 各部門に求められる主な対応
- 2.2 部門間連携の重要性
- 実務対応のステップと課題
- 3.1 実務対応のステップ
- 3.2 対応準備の初期段階で実務上発生する課題
- 最新テクノロジーを活用した課題解決
- 最後に〜社内への啓発と意思決定支援