産業廃棄物処理契約は、廃掃法や環境法をはじめ、40を超える関連法令、さらに所管する自治体の条例規制が複雑に交錯し、多領域にわたる法的責任を内包する構造の中で締結される契約です。法令上、必要的記載事項や各種義務が定められており、契約審査や契約管理の不備は、企業にとって重大なリスクを引き起こしかねません。
特に、不適正処理が行われた場合には、排出事業者と処理業者の双方に共同責任が及ぶ可能性があり、行政処分や刑事責任といった法的制裁への備えが不可欠となります。
本ウェビナーでは、廃棄物の処理や再生リサイクルビジネスに関連する契約実務を専門とする牛島総合法律事務所パートナー弁護士の猿倉 健司氏を講師にお迎えし、以下のような重要論点を詳細にご解説いただきます。
- 廃掃法・施行規則に基づく産業廃棄物契約における法的要件と必要的記載事項
- 通知義務、再委託のルール、三者契約の取り扱いなどトラブルが起きやすい論点と実務上のチェックポイント
- 排出業者が気を付けるべき契約書・許可証・マニフェストの管理の実務対応
さらに、ESGやCSR対応の一環として注目されるサーキュラーエコノミー(循環型経済)との関係から廃棄物処理契約の見直しや処理体制の再構築が求められています。
本ウェビナーでは廃棄物処理契約実務に関する最新動向についても解説いただきますので、収集運搬・中間処理・最終処分などを担う処理事業者の企業の皆様はもちろん、排出事業者の企業の皆様にとっても契約リスクを再点検し、実効性のある管理体制を構築する絶好の機会です。ぜひご参加ください!
開催概要
Over view
本セミナーで わかること | ・産業廃棄物契約に関する法令上の要求事項の基礎と落とし穴 ・産業廃棄物処理契約実務対応のポイントと契約書・許可証・マニフェストの適切な管理方法 ・サーキュラーエコノミーの基本的な知識と最新動向 |
こんな方に おすすめ | ・収集運搬・中間処理・最終処分などを担う処理事業者の法務担当者・事業責任者 ・産業廃棄物の処理を委託する排出事業者の法務担当者 |
開催日時 | 2025年9月17日(水) 12:00〜13:00 |
会場 | オンライン(ZOOM) |
参加 | 無料 ※セミナー主催者及び牛島総合法律事務所と同業他社に所属される方及びその関係企業・事務所等に所属される方のご参加はご遠慮いただいております。 |
主催 | 株式会社Hubble |
スピーカー
猿倉 健司 氏
牛島総合法律事務所 パートナー弁護士
環境法政策学会、日本CSR推進協会環境部会、日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク等に所属。環境・エネルギー・製造・不動産分野では、国内外において、行政対応、不正・不祥事に対する危機管理対応、企業間紛争、資源循環ビジネスの立上げ、M&A等を中心に扱う。「ケーススタディで学ぶ 環境規制と法的リスクへの対応」(第一法規)、「Environment Comparative Guide」(Legal 500)「不動産取引・M&Aをめぐる環境汚染・廃棄物リスクと法務」(清文社)など、数多くの執筆、講演を行う。
モデレーター
酒井 智也
株式会社Hubble CLO/取締役/弁護士
弁護士(67期/第二東京弁護士会所属)。2013年慶應義塾⼤学法務研究科(既習コース)卒業後、同年司法試験合格。東京丸の内法律事務所でM&A、コーポレート、スタートアップ支援・紛争解決等に従事。18年6⽉より、Hubble取締役CLO(最高法務責任者)に就任。2020年に立ち上げた「OneNDA」の発起人。
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